#1 下準備編と#2 Ubuntu 20.04 インストール編の続き。#2 に書いた内容は説明を省きます。
VM作成とインストーラー起動
isoイメージは vm_dir/.iso/Windows10.iso に配置済みとする。VM名はwindows10、テンプレートwindows。ディスク容量は64GB。
# vm create -t windows -s 64G windows10 # vm install windows10 Windows10.iso
Ubuntuと違いデフォルトでvncの設定がされているので vm list コマンドで確認してVNCで接続してWindowsのインストール作業を行う。
VMに与えるCPU数を変更する
ホスト側の仮想CPUのトポロジに関する設定変更と再起動が必要。Core i3(2コア+HT)なのでパッケージあたりのコア数が2、コアあたりのスレッド数も2に設定。
# vi /boot/loader.conf --- (追加する) hw.vmm.topology.cores_per_package=2 hw.vmm.topology.threads_per_core=2 --- # reboot
VMの方の設定変更。cpu = cpu_sockets * cpu_cores * cpu_threads になるようにする。
# vm configure windows10 --- (追加・変更する) cpu=4 cpu_sockets=1 cpu_cores=2 cpu_threads=2 ---
以上でVMを起動すると仮想プロセッサが4つある状態で起動する。
仮想NICをvirtioドライバに変更する
標準のe1000のままだとなぜかWindows Update中にフリーズしたため対応。
virtioのドライバーは別途下記からダウンロードして、vm_dir/.iso に展開しておく。
https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/
# vm configure windows10 --- (追加する) disk1_type="ahci-cd" disk1_dev="custom" disk1_name="/vm/.iso/virtio-win-0.1.190.iso" --- # vm start windows10
上記にてvirtioのドライバーディスクをマウントされた状態でVMを起動し、virtioドライバーのインストールを行ったあとシャットダウンしてドライバーを変更する。
# vm configure windows10 --- (変更・削除する) network0_type="virtio-net" #disk1_type="ahci-cd" #disk1_dev="custom" #disk1_name="/vm/.iso/virtio-win-0.1.190.iso" ---
以上で仮想NICがe1000からvirtioに変わる。(VM上のデバイスが変わるので、VMのIPアドレス等は再設定の必要がある)